餓鬼から燕へ
9/16 いつもなら夜行で登山口まで行き、そこで泊って翌朝登り始めるというパターンが通例である。そのつもりで北陸道を糸魚川で降り、国道148号線を大町方面へ向かったのだが、北小谷付近で前方の車列が渋滞というか完全に路上で停止している。「なんじゃこりゃ?」と思っていると道路工事で完全通行止、迂回路なしとの事。翌朝までに数回、数分だけ車を通すとか。 結局その時はJR平岩駅まで戻り、朝まで仮眠。翌朝あらためて信濃大町から白沢登山口へ向かった。
9/17 7:00過ぎにようやく登山口を出発する。このコースは暫く沢沿いに歩き、その後樹林帯の中をガンガン登るコースだとか。標高差だけでも1,600mもあるという事で地味な山域なわりにというか地味であるが故にファイト一発、根性根性ど根性で登らなければならない。そのことはあまり皆には触れず、北アルプスのなかで「登ってみたい山」「泊ってみたい山小屋」ベスト3に入る山域でることのみアナウンスしておく。 沢沿いの歩きは景色が目に鮮やかであるが思った以上にアップダウンがあり、肉体的にはつらい登りである。やがて最後の水場を過ぎるとおよそ北アルプスとは思えない樹林帯の中の(というか単に越後の藪山のような)、足元を見るばかりのつらい(くらい?)登りが続く。大凪山の頂上へ着いても展望は利かない。ダケカンバの太い幹が目立つようになり百曲りを過ぎるとようやく餓鬼の小屋に到着。約8時間のアルバイトであった。重荷と長時間、久々、やまらしい山であった。その分山頂での一杯が格別の物に感じた。
9/18 朝5:00に起床、6:45に出発する。今日は昨日とは打って変わって北アルプスの山並みを眺めつつの稜線漫歩が楽しめそうだ。目の前に続く剣ずりは岩場のピークは巻いて下の樹林帯を進む。東沢岳を越えると道は300m弱下る。ようやく最低鞍部である東沢乗越につくと餓鬼と燕両方から中房へ下るパーティー達が集っている。我々はここから燕へ向け500mの登りだ。 あえぎながら目の前の山肌が平になるころ登りが終わる。ふと前を見ると槍が視界に飛び込んでくる。奥北燕に到着。歓声が上がる。燕山荘での合流パーティーと電話連絡する。今宵の宴会が楽しみだ。北燕のピークは縦走路から外れている。「せっかくだから」とちょっと寄り道をする。あまりここまで来る人もいないので静かなピークだ。 燕直前で合流パーティーを発見。「うおーい!!」誰かが叫ぶ。下界ではしょっちゅう会っているのになぜか山の上では何十年ぶりかの再会のように感動してしまう。燕山荘はまるで新潟駅の雑踏にいるかのように人が多い。ここへ来たら恒例の儀式、生ビールにおでんでカンパーイ!
9/19 今日は中房へ下るだけだが、車を白沢へ取りに行く関係で、健脚の方々に先発して貰う。ここも昨日とは違う趣でやたらと人が多い。我々後発パーティーはのんびりと下る。前後の人達に道をゆずりゆずられ、なかなか気を使う山行である。それでも2時間40分ほどで中房へ到着。先発の荷物番が待っていた。聞けば無休で1時間45分で降りたとの事。さすが健脚揃い‥。国民宿舎で汗を流し無事新潟へ帰った。 餓鬼〜燕は縦走というより二つの山域を登ったような気がするが内容的には大変満足した山行であった。
| 白沢登山口 | 沢を渡る橋 |
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| 沢沿いを行く | 紅葉の滝@ |
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| 紅葉の滝A | 最後の水場@ |
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| 最後の水場A | 大凪山々頂 |
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| 餓鬼岳山頂@ | 餓鬼岳山頂A |
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| 餓鬼岳山頂B | 餓鬼岳山頂C |
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| 餓鬼の天場にて朝 | 遠くに槍を望む(奥北燕にて@) |
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| 奥北燕A | 奥北燕B |
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| 北燕@ | 北燕A |
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| 北燕B | 北燕C |
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| 北燕D | 燕岳山頂@ |
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| 燕岳山頂A(燕山荘を望む) | カンパーイ! |
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